読書(2019.3.13)

睡眠負債とは借金のようなもの

 最近、睡眠に関する本を数冊読んでいます。私はかつて睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)と診断され(これが分かるまでに10年以上かかりましたが・・・)、その治療・対策に結構な時間とお金とがかかりました。そのため、 私は睡眠に対する関心が強くなり、2月の読書会でも睡眠負債に関する英文記事を取り上げました。 これは、かつてNHKスペシャルで放映された内容に加筆したもので、直ぐに読みました。

 この本では、寝不足を「返さなければいけない借金のようなもの」という意味で捉え「睡眠負債」という言葉を使っており、考え方がよく分かりました。日中のパフォーマンスを全開にするためには、睡眠時間をまず決めてから一日の行動の計画を立てることが重要だ、という点も理解できました(実行できていない日が多いので、理解から行動へと進めていかなければなりませんが・・・)。睡眠時間を削った生活を続けると、日中のパフォーマンスを落とすだけでなく、糖尿病や認知症のリスクも高まるということを初めて知りました。

 普段の生活では、起きている時間をどうやって時間配分して効率的・生産的な行動を取ったらよいのか考えようとしがちですが、むしろ、自分が必要とする睡眠時間をいかに確保するか、の方がはるかに重要性が高いということを実感しました。睡眠時間を削ると、〇〇ができなくなる・・・と考えるよりも、十分な睡眠時間を確保して、日中全開で行動することの方が生産性や効率が高まると意識を変えていく必要があると考えました。

 睡眠中は意識がありませんから、どのような睡眠を取ったのかが分かりません。職業病かもしれませんが、睡眠中の状況を把握するために、既にあるパルスオキシメータに加えて、睡眠計を活用しようかと考えている次第です。
(2019年3月13日 記)

「読書(2019.3.13)」への1件の返信

  1. 私は睡眠を大切にしてます。
    ネットの言葉で『寝逃げ』ってあるのですが、
    しなきゃならない事や現実を逃避したい時などに
    寝てやり過ごすと言う…。
    やれとこれをやると、この先楽になると
    思われる夜にも、寝逃げするのは
    果たして良いのか、そうで無いのか、
    答えは簡単には出ません。
    なのですが、結構寝逃げしてる私。
    がしかし、夜中の作業には
    思い込みが多分に含まれていて
    かえって寝逃げした方が
    正解かも知れない
    とも考えたりします。

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