2019年1月度 読書会

 月イチで開催される読書会に参加してきました。前半は自分で選んだ英文記事のプレゼン、後半は課題本を読んだ上での意見交換です。体調不良が重なり久々の参加でしたが、参加者数が回を重ねるごとに増えてきて、活発になってきているように感じます。年齢、職業が皆さんバラバラで、異業種交流会にもなる、脳を活性化してくれる有益な会だと思っています。

今回選んだ記事 [リンク]

 今回選んだ記事は、「感情は革新をもたらすスパイスとなる理由」。仕事柄、発明とか新技術を生み出すための心のあり方には強い関心を持っており、 感情が革新とリンクするものか?と、関心を持たせるタイトルだと思いました。

 多くの会社経営陣は、より高品質な製品を短時間で生み出すため、人材の適材適所が何より大切と考えるが、個々人の感情面については殆ど考えられていないことを指摘します。
 革新を生み出すためには、未知の世界に飛び込む勇気と失敗から学ぶ姿勢とが重要だが、できるだけ失敗しないようにと考えるあまり、失敗を恐たり、自分が理解している範囲で考えようとし、革新の妨げになっていると考えています。
 恐れや不安を排除し、前向きな感情を持続させるためには、個々人が心理的な安心感を持つことが重要であると述べています。ざっくり書くと、何でも話し合えて、失敗をしても許されるような環境が必要なのだとの結論に至っています。

 知識や経験を積み重ねていくことは新たな発明を生み出すためには重要ですが、それ以上に、自分の感情と向き合って前向きな気持ちになっているか、やらされ感で仕事をしていないか、見つめ直す必要があると実感しました。また、普段の職場での円滑なコミュニケーションの維持も、何気に大切であると再認識した次第です。

道は開ける by D.カーネギー
今月の課題本

 後半は、課題本、「道は開ける」を読んでの意見交換の時間です。
 まず、読破して印象に残った文節はなにか?という質問から始まりました。私は、「お前を打ちのめしてしまったのは、お前の前に現れた事態ではなく、そういう態度に対するお前の考え方なのだ。」(p173)というフレーズに打たれました。抑うつ状態に陥りやすい私は感情的になり易く、周りの状況が見なくなり、自責の念に囚われやすい弱点があります。冷静になるまでにかなりの時間がかかってしまいます。その対処法として、「この世の悩みの大半は、判断の根拠となる知識が十分でないのに、あえて判断を下そうとするから生じる。ひたすら事実の把握に努めるのみだ。」(p72)という文節が重要だと感じました。言われてみれば当たり前のことのように感じますが、なかなか難しい。もっと頭の中で反芻し、無意識のレベルで理解しないといけませんね。
(2019年2月2日 記)

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